塾で勉強する上での大きな目標は、大学受験、高校受験、中学受験ですが、当然のことながらどの塾でも成功する生徒、失敗する生徒がいます。
その違いの一つは家庭での「土台作り」にあると思います。
●時間を守ることができるか?
●原則的に遅刻、欠席をしないか?
●宿題をきちんと期日までにできるか?
●集中して物事に取り組むことができるか?
●先生の指示やアドバイスに素直に従うことができるか?
●疲れた時、眠い時でも我慢して勉強できるか?
●きちんとコミュニケーションが取れるか?
●文字を丁寧に書けるか?
●文章をじっくりと読むことができるか?
どれも、大人が仕事をしていく上では当たり前のことですが、子供にとっても、これらができているかどうかで成績の伸びも全く違います。
「それらも塾で教育してほしい!」
という声もあるかもしれませんが、一週間のうちの数日、数時間を過ごす塾の教室の中だけでそれらを身につけさせるのは基本的に不可能です。
(何かのきっかけで劇的に変わる例もゼロではありませんが)
それに、ある程度の年齢(私の感覚では小4くらい)になると学習習慣や生活習慣が身についており、外的な力だけでそれらを改善するのは非常に困難です。
特に中学受験の場合は学校では習わない「特別な勉強」が必要です。
親と子の心構え、生活習慣、学習習慣をしっかりと見つめ、考え、お話しされることを心よりお勧めします。
そして「受験」よりも大切な「人生」がその先に長く続くことをご理解いただきたいと思います。