私がここ数年強調していること
「受験はゴールではなく、スタート。そこで勉強から離れては絶対にダメ!」。
これを素直に受け止めて、当塾で勉強をきちんと続けている高校生は全員が中学生時代より良い成績を取り続けています。
最近の例をご紹介します。
地元の区立玉川中1年の1学期に入塾してきたAさんは、決して勉強ができるタイプではなく、性格も引っ込み思案で消極的、成績も2と3が入り混じり、なかなかオール3に届きませんでした。
中3で具体的な志望校を決める段階になり、本人の希望は都立桜町高校(偏差値50・オール3レベル)でした。が、合格可能性はかなり厳しく、現実的には都立園芸高校が濃厚という感じでした。
しかし彼女は諦めませんでした。
中3の夏から人が変わったように勉強をし始めました。頻繁に塾に自習をしに来るようになり、周りにだれがいようがお構いなしで、黙々と集中していました。
そして、無事目標の都立桜町高校に合格。
この時は本当に達成感があったと思います。
さて、その後が問題です。
当塾では、入試直後から高校の勉強をさせます。入試(1月~2月)から高校入学(4月)の時期に勉強から離れ、急激に学力もモチベーションも下げる生徒が大変多いからです。Aさんも同様に高校の予習を順調に進めていました。
そして、結構自信が付いたのですが、ご家庭の事情で、本人はしぶしぶ高校入学前に退塾することになりました。そして約半年たったある日、彼女は「再入塾したいです」と言って現れました。
理由は当然、成績不振。
それから彼女はまた、入試前と同じような様子で勉強し始めました。その結果、
●1年1学期 評定平均5.3 学年234位(約310名中)
●1年2学期 評定平均7.2 学年61位 (約310名中)
●1年学年末 学年30位 (316名中)
●2年1学期中間 学年22位 (306名中)
●2年1学期期末 学年4位 (306名中)
この伸びは、驚異的です。
高校1年生を順調に乗り越えた生徒はどんどん無限に伸びます。
Aさんは既に、指定校推薦も可能慣レベルになってきました!