文系理系にとらわれない勉強をしよう!(菅田先生)

Quizknockをご存知ですか?

 

Quizknockとは、東京大学の卒業生や在校生などを中心に構成されたクイズプレイヤー団体です。CEOの伊沢拓司さんを中心に構成されたYoutubeチャンネルはチャンネル登録者数184万人 (2022年5月現在) を超え、TBS系列で放送されているクイズ番組『東大王』にも伊沢さんや、メンバーの1人である鶴崎修功さんが参加しているなど、様々なメディアで活躍しているため、名前をお聞きしたことのある人もいると思います。

 

私自身、2020年のコロナ禍が始まった当初、思うように外出できないことで時間があったこともあり、Youtubeを見ていたときにQuizknockに出会いました。最初に見た動画は、映画『サマーウォーズ』内で主人公・小磯健二さん(以下:健二)が劇中で解いた問題がどのような問題であったかの解説動画でした。健二は数学オリンピックの代表候補になりうるほどの数学の実力をもつキャラクターです。その健二が、劇中で数百桁に及ぶ数式を手計算で解くシーンがあります。そこで出題されたであろう問題を、Quizknock内で解説してくれていました。

そこでの解説動画は今も掲載されているので、ぜひ一度、見ていただきたいのですが、とても複雑な数式をQuizknockメンバーたちによっておもしろく、かつわかりやすく解説してくれています。それを見ていると、健二がいかにものすごいことをしているのかが分かります。もちろん、『サマーウォーズ』が映画でありフィクションであるため、この動画で話されていることが正しいこととは限りません。しかし、東大生たちが自身の学んできた知識や解法を利用して数式を解説している様子を見ていくにつれて、数式の仕組みが少しずつ分かっていくことにワクワクしました。この動画を期に、私自身もQuizknockをチャンネル登録し、今では毎日のように彼らの動画を見ています。

 

今回、こちらのブログでQuizknockを取り上げようと思ったきっかけに、彼らの動画を見ての気づきがあったからです。先ほどお話した通り、Quizknockメンバーのほとんどは東大生やその卒業生で構成されています。また、動画の中心にすえられていることは「クイズ」です。いわゆる「日本で一番高い山は? 答:富士山」のようなものです。クイズを解いていく以上、膨大な知識量が必要になります。早押し問題も多く取り上げられており、問題の先を読むクイズ的なテクニックもあるにはあるのですが、見れば見るほど知識の豊富さに驚かされます。また、ただ知識を問う問題ばかりだけでなく、視覚的な情報からパズルのように解いていく問題が出題される場合もあります。動画内での出題形式は多岐に渡ります。

 

この膨大な知識量や、視覚的な分析力は、ひとえに文系や理系に分けられるものではありません。今まで見てきた動画の中でも、漢字の知識を問う問題、元素記号の周期表を利用した問題、歴史に関する問題、生物や昆虫に関する問題など、出題範囲は非常に広く、場合によっては流行のJ-POPに関する問題が出ることもあります。上記のような数学の知識を利用する問題を解くこともあります。Quizknockのメンバーたちは、誰よりもクイズに速く答えられるように思考を凝らし、自身の知識をフル活用して問題に答えていきます。そうでないと、クイズで勝てないためです。

 

このような様子を見ていたら、クイズに答えることに文系も理系も関係がないと改めて思わされました。日本の教育機関の最高峰にいる人たちは、それぞれ専門としている学問があるにせよ、文系理系問わず知識を蓄積しているのだと感じます。少なくともQuizknockのメンバーからはそのことをすごく感じます。

 

塾で仕事をしていると、生徒から「私は数学が苦手」「漢字がなかなか覚えられない」「化学式がわからない」など様々なことを聞きます。そして、苦手だから、その苦手なことになかなか立ち向かえず、苦手なままにしてしまう生徒も中にはいます。私としても、指導に携わっている以上、少しでも多くの知識を手にしてほしいと思いながら授業をしているのですが、なかなかうまくいかず、どうやって理解してもらおうか試行錯誤しています。Quizknockを見ていると、クイズをするメンバーたちは、知らなかったことを知ることができた経験や、新しい知識を得ることにすごく嬉しそうにしている様子が見られます。新しい知識を得ることをすごく前向きに捉えているように思います。彼らの動画を見ていると、改めて生徒たちの知識欲をうまく刺激してあげられるように授業をしていきたいと思わされます。

 

誰しも、新しい知識を知ることに喜びを感じたことがあると思います。そこに、文系と理系という境を作ることは、もしかしたら1つの弊害なのかもしれません。社会に出ると、経済的な動きをグローバルな視点から見ることや、昨今のロシアとウクライナの関係など、様々な国や地域の歴史的な物事を見てそこからの影響を考えること、統計資料を分析することなど、様々な知識が必要な場面が多々あります。そこに「文系だからグラフで書かれていることが理解できません」「理系だから歴史の話がわかりません」ということは通用しません。自身にとって必要なこと、生きていくうえで必要なことを学ぶ姿勢を子どもたちにも意識してもらえるように、これからも授業をしていきたいと思います。

 

 

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