世田谷区立東深沢中学校の1学期期末試験が終わりました (菅田先生)

当塾の深沢教室は、世田谷区立東深沢中学校から徒歩圏内であり、また、そこに通う生徒の多くが世田谷区立東深沢小学校出身であることから、東深沢小学校、東深沢中学校の生徒が例年在籍しております。

その東深沢中学校において、6月下旬、1学期の期末試験が実施されました。

東深沢中学校では、1学期中の定期試験が期末試験しかなく、中間試験がありません。そのため、新たに入学した1年生にとっては初めての定期試験になりました。
また、受験学年となる3年生においても、1学期の内申点に大きく関わる試験であることから、生徒たちは内申点確保のための勉強に取り組んでいました。

その試験から2週間ほどたち、ほぼ全ての教科で答案の返却が終わり、生徒たちの成績も見えてきました。普段以上の成績を収める生徒もいれば、悔しい思いをした生徒、中には80点台後半の得点を取りながら「もっと良い点を取りたかった。次回は90点を超えたい」と話す生徒もいました。

ただ、そこで多く聞かれたのは3年生の数学に関して「問題数が多かったのでうまく解ききれなかった」ということです。

先日、私自身が数学の担当をしていることもあり、当塾の3年生の生徒から実際に問題を見させていただきました。確かに問題数が多く、かつ難易度が高い問題も複数ありましたが、決して時間内に解ききれない問題数ではないように感じました。問題数自体は適切な量だと思います。特に、東深沢中学校の数学の試験問題は、ここ最近であれば基礎問題にしっかり対応できるようにしておくことや、細部まで教科書内容を把握しておくことで得点を重ねられるようになっている傾向が続いており、今回も多少難しくなっていたものの、例年通りの傾向のような印象を受けています。当塾の塾生たちには少し厳しめの感想かもしれませんが、この試験内容であっても高得点を狙ってほしかったと思います。

今回の3年生の数学の試験範囲は、乗法公式を利用した多項式の展開や因数分解、平方根の基礎にあたる単元が中心でした。計算問題が多かったこともあり、計算ミスの量が増えるとそれだけで点が取れなくなってしまいます。計算問題の多さが、今回の試験の特徴でもありました。

そのため、慎重に解き進めることで得点を重ねることができますが、それだけでは高得点が取れず、ある程度の「解く速さ」も身に付いている必要がありました。

定期試験に限らず、VもぎやWもぎといった外部模試、入試問題、それに伴う過去問演習中などは、試験時間が必ず設けられております。その中で自身の実力を存分に発揮するためには、より効率的に解き進めることや、解く速さを意識した演習が少しずつ必要になってくるでしょう。ただし、計算を速くしていくには、正確な計算が出来ていないと成り立ちません

これは、数学に限らず、他の教科にも言えることです。特に、英語や国語は、精読 (文章を正しく読むこと) が出来ていない状態では速読はできません。ただ速さを求めているだけで内容が伴っていない状態では、勉強になりません。

そのため、まずは基礎基本を丁寧に勉強し、そこから効率的に解いていくための「解くための技術力」を上げていけると良いと思います。基礎的な勉強に、丁寧に時間をかけて取り組むことが大切です。そこから、少しずつ時間制限を設けながら解く速さにもこだわって勉強してほしいです。そのための機会として、この夏の時間を有効に使うことをお勧めします。

当塾では、毎年、夏期講習を実施しております。

深沢教室に関しては、今年は、例年よりも空き枠が埋まるペースが速く、既に午前中の時間がだいぶ埋まってきています。反面、午後の時間、特に14時~16時の間の時間が比較的すいております。

その時間にこれまで勉強してきた単元の復習や、夏休み明けの試験に向けた対策に力を入れてもらいたいと考えております。

外部生の方の参加も随時受け付けております。詳細をお知りになりたい場合は、ぜひ、当塾HPをご覧ください。HP内にある問い合わせフォームよりご質問も承っております。

この夏に、確かな実力を身に付けられるように勉強に取り組んでいくためのサポートをさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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