昭和の時代から「夏を制する者は受験を制す」と言われてきましたが、令和のこの時代、特に東京の中学生や中学受験を目指す小学生には、その傾向がさらに強くなってきているように思います。具体的には…
【中3受験生は】
夏が受験に向けた成績を伸ばす最大のチャンスであることは言うまでもありませんが、特に通知表(内申点)では過去の弱点補強&夏以降の予習をしっかりすれば、2を3に、3を4に、4を5にすることは決して不可能ではありません。東京の入試制度では都立高校も私立高校も内申点が大きく影響しますがオール3以下では合格できる学校はごくわずか、4以上をいくつ取れるかで志望校レベルが決まります。当塾の昨年のある女子生徒は、7月までは部活動で時間を取られ、なかなか思うように勉強できませんでしたが、夏から勉強第一の生活に切り替え、最終的にオール5まで内申点を伸ばしました。
【中学2年生は】
一般的に2年生は「中だるみ」と言われますが、多くの中2生が中だるみで伸び悩むということは、高い意識を持って努力する生徒は伸びやすい、差をつけやすいということ。つまり、上位層と下位層の二極化が起こりやすいということです。さらに、中2の夏は中学3年間の折り返し地点、その後は中学校生活の後半に入っていきます。つまりこの夏に弱点を克服しておかないと、その後は弱点が雪だるま式に増える可能性があります。特に積み重ね教科である英語と数学は必ずこの夏に苦手意識を払拭しておきましょう!
【中学1年生は】
初めての定期テストの結果はどうだったでしょうか?小学校のテストとの違いに戸惑い、思うような得点が取れなかった人が多いのではないでしょうか?また、課題の提出に苦労した人も多いと思います。小学生の時の「なんとかなる」は通用しないことが身に染みてわかったと思います。理想的な高校入試に向けて目指すべき得点は85点以上、通知表で4以上です(オール3レベルでは高校の選択肢がきわめて少ないです)。そこに到達するために必要なことは、計画的な勉強、学校の授業の先取り勉強です。今ならまだ間に合います。この夏、早めに頭を切り替えて、中学生らしい学習のペースをつかみましょう!
【これから中学受験の勉強を始める小学生は】
中学受験の勉強を始める理想の時期は4年生です。4年生は、受験の勉強と学校の勉強との差にそれほど大きな開きはありません。大きなギャップを感じずにスタートできるでしょう。
しかし5年生になると、教科書内容も学校より数か月~1年早く学習する上に応用問題が非常に多く、さらに学校では習わない算数の「特殊算」も同時に学習する必要があります。ふだん学校に通いながら、このようなハードな学習を始めるのは精神的にかなり辛いと思います。これから受験勉強を始める5年生は、時間がたっぷりある夏休み(夏期講習)がぎりぎりのタイミング、ここから本腰を入れて始めることをお勧めいたします。
【大手集団塾に通う小中学生の保護者の皆さん】
その塾がお子さんに適しているか今一度ご検討ください。大手集団塾の授業は生徒一人ひとりの能力やペースに合わせることはありません(基本的に不可能です)。そして、その集団の中で結果が出せないと「うちの子が悪いから」「うちの子の努力が足りないから」と思ってしまうようです。そして、お子さんの塾での様子や塾側の方針を確認したくても、面談等の機会がほとんどないか、形式的なものに終わってしまうケースが多いと聞きます。結果が出ないまま我慢し、数か月、もしくは数年経過してしまうとお子さんにとって悲劇です。昨年、大手FC塾から転塾して来られた生徒のお母さんは「子供が集団塾に合っていないということをもっと早く気付くべきでした」と仰っていました。
大手集団塾で苦しんでいる小中学生の親子の皆さん、当塾の夏期講習で「再生」を試みてみませんか?手遅れになる前に!
(お子さんによっては、完全1対1の塾をおススメする場合もあります)
外部生募集は、6月17日より開始。内部生で満席の場合もありますので、ご了承ください。