2025年度からあさひ未来塾では、都立中高一貫校である桜修館中等教育学校の対策コース、「桜修館対策コース」を開講します。
桜修館中等教育学校は、人気の都立の中高一貫校で当塾にも問い合わせが頻繁にあります。
コース開講に合わせて、桜修館中等教育学校の入試制度や対策についてまとめてみました。
桜修館中等教育学校は、当塾から徒歩20分ほどのところにあります。
公立中高一貫校の入学者選抜は私立中入試のように算数・国語・理科・社会の4教科入試ではなく、小学校で習ったことをもとにした2種類の適性検査を実施しています。
しかし、注意しておきたいのは小学校の学習内容がよくできていれば合格できるというほど簡単なものではない、ということです。
以下に桜修館中受検の内容をまとめました。
【桜修館中の入学者選抜】
①報告書(300点満点) + ②適性検査Ⅰ(200点満点) + ③適性検査Ⅱ(500点満点)= 総合成績(1000点満点)
適性検査Ⅰ(45分)・・・作文問題
適性検査Ⅱ(45分)・・・教科横断型の総合的な問題
【適性検査Ⅰの傾向と対策】
適性検査Ⅰでは、文章を読んだ上で、自分の意見を述べる問題が出題されます。作文は論理的に考え、表現する力が必要です。また、文章内容を正しく読み取る力と、そのための高い語彙力も重要になります。読書やニュースなどから情報を得て、教養を深めることも有効です。
【適性検査Ⅱの傾向と対策】
適性検査Ⅱは、大問1、大問2、大問3から構成されています。
大問1・・・情報を整理して論理的に考える算数的な問題
大問2・・・文章や資料を見比べて考察する社会的な問題
大問3・・・実験における考察や論理的な表現力を見る理科的な問題
これらの問題は会話で展開されていて、身近な生活の場面で起こるような設定で出題されます。
算数では複雑な計算を速く正確に解く力が必要です。また、割合、比、図形に加えて、規則性、推理と試行、N進法など私立中学受験で使うテクニックがあると有利になります。
理科では、生物分野の植物、化学分野の水溶液、物理分野の電気回路や磁石などがよく出題されます。
社会では、資料を正しく読み、考察する力が重要になります。身近な問題が社会科で習ったどのような内容と関連があるのかアンテナを張っておくことが大切です。
また、桜修館受検では私立中受験と比べて多くの文章を読むことになります。会話形式の出題に対する慣れも含めて、過去問でしっかりとパターン演習をして、制限時間内で解く訓練をしてください。
報告書(300点満点)は5年と6年の評定で算出されます。
「がんばろう」・・・9点
「できる」・・・17点
「よくできる」・・・25点
9教科あるので、
5年 25点 × 9教科 =225点
6年 25点 × 9教科 =225点 合計450点満点
450点満点を300点満点に換算します。
理想は3段階評価のうち8割以上は「よくできる」にすることです。ですので、5年生から良い成績をキープするために4年生から学校の成績を意識しておく必要があります。
当塾から桜修館中に合格した生徒のほとんどが、私立中受験の対策をした上で桜修館中対策をしていました。桜修館中受検に向いている生徒、私立中受験に向いている生徒もあります。お悩みの方は当塾へお問い合わせください。