最近の組合や当塾スタッフ間での話題です。
「大手塾や進学第一の予備校化した私立校の情報に翻弄され、子育てを焦る保護者が多い」
例えば、小学2年生から「中学受験が心配でならない」という保護者様。
単元の勉強が終わらないうちから過去問題演習を子どもに課す保護者様。
本人にその気がないのに、進学塾に入れてしまう保護者様。
勉強のゴールは受験に合格することではありません。将来に向けての夢や希望を持って、自ら意欲的に学び、自己実現していくことだと思います。自覚のない強制的な勉強で、心が壊れてしまう子供が少なくありません。「自覚のない強制」が常態化している教育環境では、必ず教師の多くも病んでいます。子どもが病むのも当然です。都内のある進学校では、精神科に通う生徒が多くいると聞きました。
幼児期~小学校低学年の時期は、ぜひ人間としての器作りをして頂きたいと思います。「集中力、好奇心、向学心、人を信じる気持ち、自尊心、健康な身体・・・」このような「人としての器」が大きければ大きいほど、将来の可能性は無限に広がってゆくのです。
お願いですから、ビジネス第一の情報に振り回されないで、お子様に相応しい道を考えてあげて下さい。