「A塾からB塾へ」と転塾されるご家庭は毎年たくさんあると思いますし、当塾でも実際に他塾から移って来られる方は何人もおられます。その中には、大手塾からの転塾も多々あります。
そして残念なのが、数年間当塾に通い、「おかげで成績が伸びたので、また大手塾に移ります」というケースです。この1年でも数件ありました。
当然、塾スタッフはショックを受けますが、それはまあ「当塾の努力不足」ということで諦めるとしても、そのような場合、新たな大手塾、特に集団授業でお子様が伸びるケースはほとんどありません。
大手塾から中小塾に転塾する理由は、
①授業のペースについていけない
②宿題がこなせず勉強が嫌いになってきた
③細かいフォローをしてもらえない・・・等ですが、
中小塾で伸びたから、と言って、また大手塾に戻って、それらが解決するとは到底思えません。
実際に「理想の志望校に合格できた!」という話はほとんど聞きません。
私たちが考えるに、「大手塾タイプの生徒」「中小塾タイプの生徒」は決まっており、それが変わることは小中学生ではないと思われます。
(自主性を持った高校生ではあると思いますが)
大手塾の指導のゴールは、「収益と上位志望校合格数」、中小塾は「生徒一人ひとりの成長」だと私は考えます。
転塾する場合は、「その塾が本当に自分の子供にふさわしいか」「自分の子供にはどういう指導が適しているか」「将来どういう人生を歩んでほしいか」
をよくお考え頂きたいと思います。