先生紹介(深沢教室: 品田)

あさひ未来塾深沢教室の品田です。
あさひ未来塾の先生紹介シリーズのブログ3回目を担当します。

■自己紹介
深沢教室専任講師 品田幸夫
・講師歴 23年(他の大手進学塾を含む)
・指導人数 1,000人以上
・担当教科
小学生・・・受験国語、受験社会、国語、英語、社会
中学生・・・国語、英語、社会

■指導する上で大切にしていること
私が教科指導をするときに大切にしていることは、「生徒が自分で考えたり、調べたりすることで、自ら新しい学習内容を理解できるようになる」ということです。そのために、以下のことを意識して生徒たちに接しています。

①「分からないことは全て先生が教えてくれる」ではない。
私の授業では、多くの場合、新しい単元であっても、最初は出来るだけ生徒が自分で読んで考える時間を大切にしています。その上で、単元の知識事項が広かったり、複雑だったりするところは、間違った理解にならないようにサポートします。さらに、理解が不十分な箇所がある場合は、どこを復習すれば良いかを示して、もう一度考えてもらいます。このような学習を通して、受け身ではない、自律的な学習姿勢を身に付けて頂きたいと思っています。

②生徒は本当に文章を読んでいるか。
文章問題演習をやっているときに、たとえば、生徒から「問3が分かりません」というアピールがあったときに、私が、その設問を音読しただけで答えが分かってしまうというケースがしばしばあります。これは、生徒自身は本文や設問を読んだと思っていても、実際には字面を目で追っているだけで、本当の意味の「読み」になっていないことがあるという実例です。このような経験から、生徒が分からなかった問題について、最初は正答に直結するようなヒントは避けて、考えるべきポイントを示しながら、本文や設問をもう一度丁寧に読み返して熟考するように指導しています。このことは英語や社会科の学習にも通底するところがあるように思っています。
勉強における文章の読み方は、楽しみのための読書(これも大切なことですが)とは違うものです。文章を繰り返し精読して内容の理解を深めてもらうことを、教科指導の基本の一つに考えています。

③国語は日本語だから勉強する必要がないと勘違いしていないか。
保護者様や生徒さんで、ときどき「国語は日本語で書かれているものを読む教科だから、勉強することってないですよね」と言う方がいらっしゃいます。もちろん日本語力が高い生徒の中には、少ない学習量で、国語で良い成績を取れる人がいることも事実です。しかし、私自身は、国語という教科自体が日本語を習得する教科であると考えており、年齢に応じた日本語力や今以上に高い日本語力を身に付けて頂くことを目指して指導しています。
国語が得意な生徒と苦手な生徒はどこが違うのかを考えると、それは沢山あるのですが、一つは「語彙力」ではないかと思っています。文章を読んでいるときに、読めない漢字や意味が分からない言葉が多いと、文章内容の理解度は低くなります。さらに意味が分からない言葉の中には「慣用句」「ことわざ」なども含まれます。たとえば「油を売る」という慣用句が出てきたときに、その意味が分からないまま正確に文章を読み続けることは難しいでしょう。極端に言えば、分からない英単語が多く出てくる英文を読んでいるのに似たケースもあるかもしれません。
漢字学習を含む語彙力強化を常に意識して指導しています。

■メッセージ
私は常々、生徒の成長に合わせた教科指導や受験指導が出来ればと思っています。
普段から子育てや教育をなさっている保護者様に対しては釈迦に説法ということになると思いますが、お子様がいつ頃から身長が伸び始めるかは個人差があります。それと同じように、精神的な成長が始まる時期もお子様によって違いがあります。
そうすると、たとえば小学4年や小学5年で中学受験の勉強をスタートすることの意味や負担が、お子様によって違うことがあります。中には受験勉強に対する精神的な準備が出来ていないまま勉強を始めることで、勉強自体が嫌いになってしまうこともあります。逆に、小学校の勉強だけでは物足りないという生徒もいます。さらに、小学生の時に受験勉強にうまく取り組めなかった生徒が、中学校では目を見張るような成長を見せて、高校入試で素晴らしい結果を出すこともあります。
同様に、中学校ではまだ幼さが残っていた生徒が、高校では立派な青年になって、大学進学の報告に来てくれることがあり、そのようなときは本当に嬉しいものです。
当塾では、小学生用の学習コースとして、「公立中学校進学コース」と「私立中学受験対策コース・桜修館対策コース」を設定しています。例年、保護者様のお考えやお子様の状況についてご相談を受けて、年度途中であっても、コース変更をして学習を継続なさるというケースがあります。
このように柔軟な対応をすることで、生徒にとってより良い学習環境を提供したいと考えています。

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