「中学受験」を誤解している子供たち

ある保護者の方からの情報です。
「中学受験の大手塾に通う小学生の間で、LINEでの人間関係悪化やいじめがどんどん広がっているそうです。A中学に合格したから、低レベルのヤツとはもう付き合わない。B中学なんて低いレベルに落ちた人間はもう仲間じゃないなどなど、聞いていて、胸が苦しくなりました。」

また、当塾4年の塾生の話
「6年生の○○くんは、すごく頭が良くて偏差値も高いけど、威張っていて、暴力をふるう。」

非常に残念な話です。

偏差値が高い とか 優秀な学校に合格した というのは、人生にとってプラスにはなるでしょうが、人間の上下を決めるものでも、将来を約束するものでもない、ということをその子供たちにわかってほしいです。

中学にしろ高校にしろ、どの学校に入ったか、は人生にとってそれほど重要ではなく、入ってから3年間をどう過ごし、3年後にどれだけ成長しているかがとても重要だと私は思っています。

もちろん「成長できるより良い環境を求めて受験する」という選択は有りだと思います。

「頭が良いから威張る」というのは、上を見ていない人間です。

つまり、人間的成長がストップしてしまっているのです。

しかし、こんな些細なことで威張ってしまったり、他人をいじめたりする子供も、受験ビジネスの犠牲者かもしれません。

いじめはストレスの現れですから。

地方の離島中山間地の学校や生徒を見てみると、成績による人間の上下関係はほとんど見られません。

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