こんにちは!菅田 (すげた) です。
先日、1月16日と17日に「大学入学共通テスト」が実施されました。
昨年まで実施されていた「大学入試センター試験」に代わる試験としてかねてより注目されており、今年の試験が初回となりました。
試験内容としては、英語のリーディングの問題に、メールでの会話の様子からどのような状況かを答えさせる問題があり、また世界史Bでは「キャッシュレス決済」が話題に出るなど、日常生活に寄り添った問題も多く出題されていました。学校で勉強したことを、より身近な生活と結び付けて考えていくことが重要視されているようでした。
また、英語のリーディング問題は、前年のセンター試験から約1,200語 (計:5,495語 ㈱SRJ 調べ) 増加したとの調査もあり、教科によっては明らかな文章量の増加もあったようでした。
その1月16日に、当塾でも中学生に向けた塾内模試を実施しました。こちらの模試は、主に高校受験生向けとして公立の中学生が受験します。私自身、日ごろから中学生に数学や理科の授業をしていることもあるため、生徒が受験をしたあとに同じ模試の問題を解かせてもらうことがあります。
そのうえで、中学生が受ける模試の問題においても、問題文の長文化が進んでいる傾向があり、日常生活に寄り添った問題も多く出題されてきているように感じました。それは、国語や英語に限らず、数学のような理系科目においても現れているように思います。もちろん、計算問題や基礎的な問題も出題されています。しかし、問題文を最後まで丁寧に正確に読み、かつグラフや図形をしっかりと読み取れないと解くことのできない問題も多く出題されていました。特に、先の模試における数学の問題においては、50分間で問題の全てに目を通し、かつ最後まで解ききることがかなり困難な印象を受けました。「大学入学共通テスト」に寄せた問題となっているように思います。
このように、中学生においても文章を正確に読み解く力が必要となってきております。「大学入学共通テスト」が初めて実施され、また来年度から中学教科書が改訂されることもあり、文章とそれに伴う図や表から正確に情報を読み取る力は不可欠になってくると思います。その上で、基礎となる知識がないと、書いてある情報を正確に判断することはできません。生徒たちがそれらに対応できるようにサポートしていきたいと改めて考えさせられました。
「大学入学共通テスト」の実施は、現役の中学生にも大きく影響があります。そのことを改めて感じ、それを伝えたいと思い、今回ブログに書かせていただきました。ここまで読んでいただけたら幸いです。ありがとうございました。