今年も、春期講習を実施いたします。期間は3月28日 (月) ~4月5日 (火) の土日を抜いた7日間。午前中の10時から授業を開始し、学年やコース・クラスに応じて勉強を進めていきます。
当塾では、春期講習、夏期講習、冬期講習と年3回の季節講習会を、毎年、実施しております。夏期講習は、その年の前半までの範囲を復習したり、秋以降の授業の予習を大幅に取り組むことができたりと、中長期的な勉強を進めることが可能です。冬期講習は、受験生にとって時間をかけて勉強できる最後のチャンスです。過去問演習や知識事項の確認などに時間を使えます。
では、春期講習にはどのような特徴が考えられるでしょうか?指導している側として、私は、2つの大きなメリットがあると考えております。
1つは、前学年の総復習をすることです。
春休み期間中の新しい学年に上がるまでの間、勉強を休んでしまう生徒が少なからずいます。前学年の勉強がおろそかである場合でも同様です。春休みの決して短くないお休みの間に、前学年の取りこぼしがないかを確認してほしいと思います。特に算数・数学や英語は積み重ねが重要となる教科です。前年の単元が理解できていないと、新学年に上がった際にその都度苦労してしまうことになります。新学年になり、授業が本格的になる前に、しっかりと前年の単元を理解しておけると良いと思います。
もう1つは、新学年に向けた予習を進めることです。場合によっては、復習よりも重要かもしれません。
特に、新中学1年生や新高校1年生は春休み期間中に、ぜひ、予習を進めてほしいと思います。特に、数学と英語の予習は必須だと思います。多くの予習を進めることができれば、その分だけ進学後のアドバンテージにすることができます。もちろん、他の学年の生徒においても、次の学年の勉強に入れる状況にし、予習を進めていくことがアドバンテージになります。新しく学ぶことが多く、思うように勉強を進められないかもしれませんが、参考書や問題集をしっかりと読み込み、新学年に向けた準備を進めてもらえると良いと思います。
その上で、春期講習や塾での授業を利用していただき、予習を進めるためのサポートをさせてもらいたいと思います。春休み期間中は、場合によっては新学年の教科書や問題集がないため、市販の教材を利用してもらうことになるなど、工夫が必要です。新しく学ぶ単元も多いため、取り組みに苦戦してしまうことや、分からない問題になかなか手が付けられない場合もあると思います。
そこで、塾などを利用して、新学年に向けた勉強を効率的に進めてもらえると良いと思います。予習を進めていく中で、定着率の思わしくない単元がある場合には、復習をさせることも可能です。春休み期間中は、次の学年を見据えた勉強を進める良い機会です。まだまだ寒い日が続きますが、新学年に向けた準備を少しずつでも進めていけると良いと思います。