今年も受験で様々なドラマがありましたが、そのうちの一つをご紹介します。
Aさんは、中1の秋に入塾してきました。決して優秀なタイプではなく、オール3レベルの普通の女の子でした。学校の国語の先生(女性)とその授業が好きで、「国語は頑張る!○○先生だから!」が口癖でした。
当塾で受講した速読システムも真面目に受講した結果都内1位をとるほど成長!
学校の国語と速読システムの相乗効果で、国語力は本物結局これが大きなポイントになったのだと思います。
志望校は中2の秋、私立大学付属のS高校にほぼ決定
理由は憧れている部活のコーチの出身校ということ。
中3になり、内申点も偏差値も着実に向上しましたが、志望校が大学附属のため、オール4レベルが必要で残念ながらそこまでは伸びませんでした。
しかし、彼女は志望校を変更するのではなく、一般入試でS高校にチャレンジする道を選択しました。
本格的に受験勉強にスイッチが入ったのは部活終了後の夏期講習から。集団授業+個別授業80分×80コマで、生まれて初めての勉強量。自己評価は75点。
しかし、夏の疲れか反動か、大切な9月~11月に大スランプ。スマホ(ツイッター)とライブにはまり、勉強時間が激減。
そこで、当塾数学担当講師が激を入れました。
本人曰く、
「12月4日にS先生に厳しく叱られ泣きました。でもそれから本当にスイッチが入り、本気で勉強しました。」
その後、平日はもちろん、日曜日の自習室開放日も、年末年始も塾に来て黙々と勉強しました。中心はもちろん過去問題集。苦手教科(数学)や苦手分野は4~5回転。それ以外は3回転。
しかし、最後の最後までヒヤヒヤ。
そして見事に合格!
このように苦しんで苦しんで合格を勝ちとった彼女を心から称賛したいと思います。
ここ数年、都立も私立も推薦入試を第一に希望し、一般入試で志望校にチャレンジする生徒は激減しています。
社会に出たら、忍耐とチャレンジの連続
その時には「一般入試を乗り越えた経験」は大きな自信になり、きっと自らを助けてくれます。
「安易な道」ではなく「険しい道」の方が人は成長できます。
ぜひ、子供たちにも「険しい道」を選ぶ勇気を持ってほしいと思います。