東京の公立中学1年生と保護者の皆さまへ(尾糠塾長)

当塾では毎年、中学入学直前の生徒の保護者様と面談を行い、現在の公立中学校の勉強や試験、テストについてお話をさせて頂いております。
小学校と同様に「なんとかなるだろう」という気持ちでいると、大変苦労するだけなく、3年後に「諦めの受験」になってしまう可能性が高いからです。 
ポイントはおおまかに以下の通りです。

 

  • 高校受験はほぼ内申点(通知表)で決まる!

[主に高校受験の4パターン]

A)私立高校推薦入試・・・通常は内申点で合格確約(多くは9教科内申)

B)都立高校推薦入試・・・内申点がほぼ5割+面接・作文・集団討論がほぼ5割で合否決定

C)私立高校一般入試・・・試験は通常3教科の得点で合否決定。しかし、内申点により、併願優遇制度あり。

D)都立高校一般入試・・・内申点3割+入試当日の5教科試験の得点=1,000点満点で合否

 

  • 「オール3は最低レベル」と考えるべき。

A)私立校推薦、C)私立校併願優遇は、オール3で取れる学校はごくわずか。1や2があると圧倒的に不利です。
4や5がいくつあるかで選択肢が大きく変わります。

しかし、定期テストでは(学校や先生にもよりますが)30点でも80点でも「3」になることもふつう。

4を取るには85点以上、5を取るには90点以上は必要と思った方が良いです。

 

  • 定期テストは難化の一途

以前の公立中学校では、1年生の1学期最初のテストは各教科ともとても簡単なテストで、80点以上取れるのが普通でした。
しかし現在は全く異なります。最初のテストから思考問題、応用問題が普通に出題され、平均点が50点以下ということもよくあります。 
英語は長文や英作文。数学は単純な計算問題はごく僅かで、文章問題、応用問題が半分以上という学校も。

 

  • 提出課題も大量

多くの学校では、定期テストの日に提出すべき課題も大量に課されます。具体的にはワーク類数十ページやノートまとめ等。そしてその提出ができなかったり期限に遅れたりすると内申が減点対象に。提出しない場合は、定期テストで90点を取れても3か2になると思った方が良いです。

 

  • 部活動との両立は至難の業

心身の健全な育成のためにも部活動には参加した方が良いのは当然ですが、熱心な部活動の場合、勉強との両立は非常に困難で、よほど高い学力や自己管理能力が必要です。
練習が週5~6回だったり、試合の前は定期テスト中でも練習があったり。
 「テスト勉強ができない!」という声もよく聞かれます。

 

【当塾の対策】

当塾は長年の地元密着型の塾ですので、各中学校の定期テスト対策のためのノウハウや情報を豊富に有しています。
しかし、最良の方法は先手必勝。特に英語と数学は苦手になってしまうとその克服は非常に困難です。
まずはこの1学期に勉強のリズムをつかむことをおススメします。
成績不振で夏休みを迎えると本当にマズいです。毎年多くの中学生が9月から不登校になっています。

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